★短★思うは君の事ばかり
心臓がさっきとは
違うドキドキで

これは、夢の続き?

あの娘が大地に気付いて小走りで近付いてくる。


「おはよ」

大地の笑顔があの娘に向けられる


色んなドキドキや
痛みが胸を揺らす


「桜井先輩…」

あの娘が
大地の横にいた
私に気付いて、
一瞬表情を曇らせる

私は言葉がでなくて

「あ、忘れ物…」


やっとでた言葉は
嘘の言葉だった。


私はホームの階段を小走りで下り

電車が到着し
大地達を乗せ発車するまで、
改札で
立ち尽くしてた



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