★短★思うは君の事ばかり
学校に着いて博子に謝ると

博子は
「何かあったらいいなよ」

って言ってくれた。
博子は私の様子がおかしい事に気付いていたんだと思う。

私は、学校に向かってる時も
着いてからも

頭からあの娘の私に向けたあの“視線”が消えない

“大地は自分の”

そう、あの目が私に訴えているかのようだったから


私は昼に博子と学食に行った時

その話しをしてみた
博子は私の話しを
うん、うんと聞いて

「あの娘も余裕がないのかもよ?」

そお言った。

「余裕…?」

私は箸を止めて博子をみた。

「うん、余裕。」

博子はそれ以上何も言わなかった

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