私の恋
「お母さん若いな」

「そう?」

「うん」


そんな話しをしながらバス停にむかう。



やがて
バスが来て・・・

ドアが開く・・・


「愛・・・」
顔をつかまれた。

なんじゃい

おでことおでこを
くっつける

ヤバイ
なんかドキドキする・・・・。
「顔、あげて」

「なんで?」

「いいから!」

「?」


分からないまま顔をあげると


チュッ・・・・



キス、された


「じゃ、バイバイ」


「ぇ?あぁ、うん」


私は ただ
ボーッとしたまま
秋が乗ったバスを
見つめていた。





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