管理人C
僕らは、とりあえず玉座の扉から外に出てみることにした。
「とりあえずいってみるわ」
Aが王にいう

「ああ、ためしてみたまえ」

王はぶっきらぼうに答えた


「あの、そのまえにちょっと、Cに話があるんだ。」

「ああ、いいぜ」
Dは僕を別室に呼んだ
「何ですか?話って…?」

と次の瞬間、Dは僕を抱きしめた。

「あ、あのさ…地上に出ても、いっしょに…そばにいてくれないか…?」

「そんなこと…いわれましても…さきのことなんて分かりません…」

「約束してくれっ!」
Dがつよく言う
「まあ…友達ということ…ですよね…?」

「すまない…なんだか、もう会えなくなるような気がして…」

「そんなことないですよ。さあ、Aが待ってますよ。行きましょう」


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