藍色の砂
ボクだってどうしたらいいのか
わからないよ。
付き合うか?断るか?
別に嫌いではない。
部員のために一生懸命だし
正直、村上が居てくれて
かなり助かってる。
でもそれは “ 好き ” とは違う。
このまま何となく付き合ったって、
お互いを苦しめるだけかも知れない。
部活に影響が出るのも目に見えてる。
『昊…私やっぱ…』
『村上。』
ボクは静かに首を振った。
これ以上言わせてはならない気がして。
『もうこんなボクを見るのはやめろ。
答えてあげれないんだ。酷い男だよ。』
『何よそれ…。』
結局村上は泣き出してしまった。
『ゴメン…。村上が悪いとかじゃない
んだ。村上のことは尊敬してる。
これからもバスケ部のマネージャー
としてよろしく頼むよ。』
『…じゃあ、もう何したって…
無理だってこと…?』
『ゴメン…。』