藍色の砂
『コウくんの気持ちに応えて
あげれないことが…すごく苦しい
んだよ…。辛いの…。』
頼むよ。
それ以上言わないでくれ。
本気で押し倒して
しまいそうなんだ……。
必死でこらえてるんだよ。
ボクの想いとはウラハラに
キミの声は加速を増して
隅々まで心を掻き乱していく。
『陽とは……別れようと思う。』
『えっ…?』
今、なんて…?
聞き違いじゃないよな…?
『こんなの…苦しいから。
ちゃんと言わなきゃって思って…。』