突然やってきたお姫様
転入
「てッッ.....転校--------ッッ!?!?」
「しょうがないでしょう?お父さんの転勤なんだから」
ちょっと待ッッ...え!?
春。 高校2年生になったばかりに転校することを突然言われた。
「螢、学校のことなんだが....」
「勝手に話すすめないでよ!!
私は転校したくないっ
だって、杏子みたいな仲がいい友達も
可愛い制服も、皆手放すってことでしょう!?」
「そういうことになるなぁ」
「やだやだやだッッ絶対転校しない!!」
「引っ越すのは愛知県名古屋市で、
学校は稀桜高校になるけど、螢、我慢しなさいね?」
「.....転校しないから」
「あー、じゃあ、隣の性悪なおばさんに預かってもらうか?」
「それもイヤ」
「じゃ、引っ越しの準備しといてね。
一週間後、出発するから~」
急すぎるだろっ
渋々と転校を受け入れたあたし。
杏子と一生会えなくなるわけじゃないし、
これでいいよね.....??