きみぺーす
「…つ、連れてくもんなの?
てかビックリ…あっ
もう降ろしていいよ!」
『ん』
ドスンッ
「…ひったあぁあ!」
『ふははは!ばーか』
「…~んも…」
顔を見た瞬間思わず「あっ」
と声を出してしまった
『ん…なんだよ
もたもたすんな、行くぞ』
「………う、うん」
この人はかっこいいって
かなり有名なC組の
高島爽也君だった
駅から学校まで歩いて
5分くらいで着く
「ん?今何時?」
『8時半』
「ほーうほうっ」
『……急ぐぞ』
爽也君は私の腕を握って
いきなり走り出した。
ビックリした
久しぶりに走ったからかな?
心臓がさっきから
トクントクンって早いんだ
どうしてなんだろ?