未遂探偵J
「フフッ、妬けるわね。」

「いいから!早く」

(…チェッ…)

冴子は心の中で呟いた。

「2つ目の依頼は、簡単な事…アナタに死んでもらいたいの。」

「……」

ジョーは言葉を失った。

「…私はアナタの事をなんとも思わないけど邪魔みたいなのよね、アナタみたいに偽善者な人は。」

「…だから?」

ジョーは聞き返すと…

「1つ目の依頼終了後に死んでもらうの。もう1人雇われてる殺し屋さんの手によって…」

「…やれやれ、モテモテだなオレって…なぁ?冴子…」

冴子に声を掛けつつメモ帳に『稲本数人がヤバイから』と書き冴子に見せた。

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