未遂探偵J
…パチンッ…

「よしっ!解体終了!!…ホッ…」

ジョーは額に流れる汗を拭った。

(…犯人がいる所はある程度目星がついている…挑戦状に書いてあった通りなら…)

そう思いながらジョーは紙を広げた。

(…挑戦状には『高みの見物』と書いてある…高みの見物…つまり…この新都遊園地を一望出来る場所…それは、この隣にある…“ブルースカイビル”間違いない。…きっとあそこに…いる!!)

ジョーは時計塔から出て確信した目でブルースカイビルの屋上を睨み付けた。

視線を感じた犯人達。

「…あらら…思いっきりこっちを睨み付けてきやがる…ココにいることが分かったって事か?」

「多分そうだろうね。でも…僕らのとこまで来たら生きて帰れなくなっちゃうけどね…ねぇ、兄さん?」

「…フッ、そうだな」

犯人達は意味深な会話をしていた…

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