未遂探偵Ｊ

「…理解の早い人だ…さすが元政治家さんだ…なんというか、とりあえずあなたには１回殺されて欲しいんだ…」

「え！？…そ、そんな…助けに来たんじゃ…」

落胆を見せる稲本にジョーは…

「モチロンこいつを着たうえでの話しだがな。」

そう言いながらジョーは防刀、防弾チョッキを手渡した。

「そいつを着ておけば死なない。つまりあなたは体に輸血パックを付けて死んだふりをしてくれればいいんだ。そして、オレがそいつを捕まえる…オレには殺し屋を回して来たがあなたにはきっと今回の首謀者本人が来るに違いない。」

「…何故、そんなことが言い切れるんだ？」