未遂探偵J
「…アイツが、そんな事を…」

ジョーは新事実を知り林の裏の顔に怒りを覚えた。

「…当時、私は国会議員としても若手で発言力もなく権力というものに押し潰されていた…『正しい事をしたいなら上に立て』と、いう事も痛いくらい実感させられていた。…そんな時…悪魔の囁きが私に届いたんです…」

「…悪魔の囁き?」

稲本は拳を握り締めながら過去を語りだした…

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