未遂探偵J
「お前…稲本だな…」

稲本は何者かに背後を取られた。

「…」

「…否定しないところを見ると間違えではないようだな…」

「…久し振りですね…林…さん…?」

「…あぁ…久し振りだな…まさか…君がまだ、この世から消えていなかったとはな…」

「…いやだなぁ、そんな言い方は…ちなみに僕は別にあなたを陥れようと思い、手紙を送りつけたんじゃないですからね。」

「…ほぅ…じゃあ、別の目的があったというのかい?」

「ええ…もちろん…」

「ハッハッハッ…なんだね?それは…」

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