未遂探偵J
「…そいつで僕を撃つんですか?」

「あぁ、そのつもりだが…何か言い残した事はあるかね??」

「…1つだけ…」

「なんだい?」

「…撃つなら撃つで上手く狙って下さい…この心臓を…」

「…あぁ、言われなくてもそのつもりだ。そして、その後に君の亡骸はキレイに始末させてもらうよ…君の奥さんや娘のように…」

「!!…やはり…真実だったんですね…僕の…妻と娘は…」

「だとしたらどうする?…まぁ、今となっては手遅れな話だがな…」

「…手遅れかどうかはあなたの目で確かめて下さい…」

稲本がそういうと木の影から…

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