未遂探偵J
「…もしもし?」

「おぉ、稲本君かね?私だ。武田だ。」

「!!…た、武田総理!?」

「…あぁ…先程から電話越しだが君達の会話は全て聞かせてもらったよ。…情けない…実に…私の側近がそのような事をしていたとは…」

「…総理…」

「…申し訳ないが大々的に奴を訴えることは控えてくれないか?この電話の持ち主にそう言って欲しいと頼まれて…」

「えっ??」

稲本はジョーへ目を向けた。ジョーは軽く微笑んで会話を続けるよう促した。

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