未遂探偵J
「…こんな遊園地はいらないっていう俺達の気持ち分かってもらえるはずなんだけどなぁ…」

ジョーは黙り込んだまま兄の話を聞く。

「…15年前の3月…そう…ちょうど今頃…俺と弟の慶介は俺達の母さんに連れられこの遊園地に遊びに来た。オープンしたてで今みたいに入園料が半額だった…」

「…楽しかったよ…あの忌わしき事故が起きなければな!!」

「…あの忌わしき事故??」

ジョーは過去の事件を記憶の底から探していた…。そして…

「!!」

1つの事件がジョーの記憶から蘇る。
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