未遂探偵J
ジョーは煙草をふかしながら窓の外を眺め心の中で呟いていた。

(…いつの時代も犯罪は日々絶える事なく幾つも起きている…だが、起きてからでは遅い…事件とは起きる前に未然に防ぐ事が大事なはずだ…オレは自分の正しいと思っている事をやって来ているのみ…そして、これからも…オレはオレの路を歩き続けるのみなんだろうな…)

ジョーは自分の在り方に誓いを立てていた。

そんな今日も空は青く澄み切っていた。

人の心をキレイに洗い流してくれそうな程に…


~第3話~
『名探偵は2度笑え』
~完~
< 156 / 200 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop