未遂探偵J
ジョーと別れた冴子は1人でまっすぐ家へと向かっていた。

…しかし…

(…つけられてる!)

背後に悪寒を感じながら恐くなり冴子は足早に家へ帰った。

「…ハァハァ、ハァハァ…」

冴子は急いで部屋に入り鍵を掛けた。

(…恐い…恐いよ…)

カーテンを閉めようとしたその時だ!!

「!!…」

窓に冴子とジョーがファミリーレストランで話をしている姿が写っている写真が貼られていた。そして窓にマジックで『この男は誰だ?』と書かれていた。

(…もう嫌!助けてよ、Jさん…)

冴子は震えながらベッドに顔をうずめて眠りに就いた…

時計の針はまだ昼の2時を回ったばかりだった…

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