未遂探偵J
(「た、橘さん!?…ハハハ…情けない姿を見られちゃった…でも大丈夫だから。僕…いじめなんかに負けないから!!だから今見た事は忘れてね。」)
「…なんて言えばいいのかな…いじめられていたのに、和夫くん逞しかったの。それから私、和夫くんに惚れちゃって告白したの…いじめられていたのにね。おかしな話かもしれないけど…それから私達は少しずつお互いを知り合い付き合う事になったの。…でも私の知らない所でいじめは続いていたの…私、知らなかった…でも親友の永山くんには色々と話をしてたみたいだけど。ね、永山くん?」
「あぁ、和夫は全てを俺に話してくれていたよ。…話を聞くたびに俺は何度も助けようとしたんだけど人のいい和夫は…『…大丈夫だから!ホントに!!あの3人は人より少し心がムシャクシャしてるだけだから…きっとホントはいい人達だから!僕が受け止めればいいだけだし。だから他言はしないでくれよ!』って、そのたびに口止めされていた…でも、実際のとこ冴ちゃんと弥生以外は知ってたんだけどな…そして10年…お前にとって大きなトラウマに変わっていたんだな…」
永山は木村に哀しい視線を流した…
「…なんて言えばいいのかな…いじめられていたのに、和夫くん逞しかったの。それから私、和夫くんに惚れちゃって告白したの…いじめられていたのにね。おかしな話かもしれないけど…それから私達は少しずつお互いを知り合い付き合う事になったの。…でも私の知らない所でいじめは続いていたの…私、知らなかった…でも親友の永山くんには色々と話をしてたみたいだけど。ね、永山くん?」
「あぁ、和夫は全てを俺に話してくれていたよ。…話を聞くたびに俺は何度も助けようとしたんだけど人のいい和夫は…『…大丈夫だから!ホントに!!あの3人は人より少し心がムシャクシャしてるだけだから…きっとホントはいい人達だから!僕が受け止めればいいだけだし。だから他言はしないでくれよ!』って、そのたびに口止めされていた…でも、実際のとこ冴ちゃんと弥生以外は知ってたんだけどな…そして10年…お前にとって大きなトラウマに変わっていたんだな…」
永山は木村に哀しい視線を流した…