鬼畜なMy執事~エンジェル~
「さぁ。お嬢様…??あーん」


私は、ゼリーを片手ににっこりと微笑みます。


「熱くありませんよ~~お嬢様…??」


「だぁっひっ一人で食べられるからっ」

お嬢様。


私の手からスプーンを引き抜きます。


「こっこれで問題無いわねっ」


「はい」


にっこりと微笑みながら。


私は、内心ちょっとだけ残念です。


「お嬢様は聞き分けが良くていらっしゃいますね。お一人でお召し上がりになれるのでしたら。私は下がって居ましょうか?」


なんて。


ちょっとだけ意地悪になって。


私は、クルリ。


踵を返します。
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