遊び人な彼に恋しました。


「……あたし、春が好き」


「……うん」


「春に一番大事なこと伝えてない……」


「……うん。」



「友達じゃなくて……春の恋人になりたいの……」


「よしっ!よく言ったっ!!そうだよっ!あんな遊び人、さくらくらいしか相手出来ないんだから」


瑞希がニカッと笑ってあたしを見る


「ありがと……瑞希」


「いえいえ。親友ちゃんのためですから」



あたしは本当に幸せモノだ。


こんないい友達を持てて……



「よしっ!じゃあ教室にでも帰りますか!一時間目終わっちゃったし」


「うんっ!!」



本当にありがとう……瑞希。



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