遊び人な彼に恋しました。


どうする?


話しかけるか?



イヤ、でも……



「今日は音色ちゃんと帰らないの?」



――ドキッ



まさかさくらから話しかけてくるとは思ってなく、胸が跳ねた



「あ、あぁ、今日は委員会だから待ってんだ。」



出来るだけ冷静を装った



「そっか、やっぱり一緒に帰ってるんだ……」



「まぁ―…」



たった少しの会話が続かない……



前はこんなことなかった……




2人で笑い合って、話して、バカみたいに言い合いをした……




なのに今は……



「「………」」



お互いに重い空気しか流れない……



< 115 / 339 >

この作品をシェア

pagetop