遊び人な彼に恋しました。


それから本屋で春はバスケの本、あたしは参考書を買った


「よしっ!んじゃ―カラオケ行くぞ」


「ハイハイ」



すぐ近くにあるカラオケ店に入り、部屋に入る


あたしはいつも2人っきりの部屋に緊張するけど……


「歌うぞ〜〜」


春は全然違うみたい……


「あっ、でもその前に飲み物注文しようぜ」


「メロンソーダでいいよね。」



「あぁ―…」


頷いた春を見て、すぐに春はメロンソーダ、あたしはオレンジを注文した



「何歌おうかな―…」


「………」



「……な、何よ」


異様に見られていて、気になる



「さくらさ、よく俺がメロンソーダだって分かったよな―…」


「わ、わかるよ。それくらい」


嬉しそうに笑う春に、胸が高鳴る



「やっぱりさくらが1番っ!」

っ……


それは友達として…でしょ?



恋人として……ではない……




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