遊び人な彼に恋しました。


あれ……


楢橋くんって料理とか作れるんだ……


凄いな―……



なんて考えているうちに、ウトウトと夢の世界へ落ちていった……






「――…ら……さくら」



ん――…



何か聞こえる……?



「さくらっ!!」


「はいっ!!」



パチッと開いた目に飛び込んできたのは、楢橋くんのドアップ



「な//なっ///」


「さくら何度呼んでも起きないからさ」



「っ―……」



「お粥出来たから、食べるか?」



なんか当たり前みたいに、言われてるんだけど……



「食べないと薬飲めないだろ?だからリビングに一回下りてこい。」



「あっ、うん……」



って、何素直に頷いてるのよっ!


「ほら、何してんだよ。」



なんか納得はいかないけど……わざわざ準備してくれたんだもんね……



まだ少しフラフラしている頭を抱えて、ゆっくり階段を下りた




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