遊び人な彼に恋しました。
「あっ、ねぇ、そういえば来週あたりバスケ試合なんじゃないの?」
「あぁ―…そういえばそうだったな。」
バスケの練習に行って無いから、そこら辺の情報がいまいち入ってこない
別にバスケが嫌いってわけじゃない。
ただ、練習って言うものが嫌いなだけ。
「もちろんさくらも応援来てくれるんだろ?」
「ん―…どうだろ?」
ストローを少し噛みながら、オレンジジュースを飲むさくら
「来いよ。さくらが来ると俺、調子いいし♪」
これはほんと。
さくらが見に来てくれる試合で負けたことはない。
「暇だったら行くよ」
そう言って必ず来てくれるんだよな……
「……何よ、ニヤニヤして」
「別に―♪」
さくらが俺の一番の理解者で。
俺もさくらの一番の理解者……
それはいつまでも変わらない…