遊び人な彼に恋しました。
Fourth*Friend
照れくさい-さくらSide-
「おはよ―」
「あっ、さくらおはよ」
クラスに入ると、いつもの明るい笑顔で挨拶をしてくる瑞希
「なんか久しぶりにいい笑顔だね。」
「へ?」
「いいことでもあった?」
「えっ!?」
不思議そうに、でも楽しそうにしてあたしを見る瑞希。
そんなにあたしって分かりやすい!?
瑞希にはまだ春と付き合い始めたことを話していない。
というよりも、土曜日と日曜日は普通に過ぎていって、まだ実感がないから、瑞希に連絡が出来なかった。
でも、ちゃんと話さないと……
「あのね、瑞希。実はあたし…」
――ガラッ
その時教室のドアが開いた。
「おっ、春。珍しく遅刻じゃないんだな」
「うるせ―…。拓海」
――ドキッ
金曜日ぶりに春の声を聞いた。
春がこっちに来るに連れ、ドキドキがさらに高鳴る
……あっ。
「お、おはよ……///」
「あ、あぁ―…///」
2人して顔を見合せて、すぐに反らす
な、なんなの!?
なんでこんな照れちゃうのよ///