遊び人な彼に恋しました。
その後、開かれた体育祭実行委員会。
先ほどの先輩が前で体育祭の計画を話している。
ってことは、委員長だったんだ……
「ちょっといいこと言われたからって、調子にのるなよ。」
「は?」
隣からボソッと聞こえた声
「さっきから蒼依先輩ばっかり見やがってさ……」
何を言ってんだ?春は?
「あぁ、あの先輩、蒼依先輩って言うんだ。」
軽い感じの人だよな―…。
でもカッコいい部類には入りそう……
「……言っとくけど、蒼依先輩には彼女いるから。」
……は?
ジトーと何とも言えない瞳で見られるあたし。
「さっきから春は何を言ってるのよ?」
蒼依先輩がどうとかばっかり。
「っ!だから!蒼依先輩に褒められたからって、調子にのるなって言ってんだよ!!」
「はあ!?調子になんかのってないでしょ!?」
突然大声を出してそんなことを言い出した春に、あたしも負けじと言い返した。
だって、意味がわからないじゃない!?
突然あんなこと言ってさっ!