遊び人な彼に恋しました。


「ふっ……」


やっぱりダメか……。


そっと頬から手を離し、距離を置こうとした―……瞬間


「……いい」


「……え?」


ボソッと聞こえる声に、もう一度耳を傾ける。


「いぃよ……?」


「ふっ、なんで“?”なんだよ」


「っ……」



やべぇ―…顔がニヤける。

嬉しすぎて、頬の筋肉が……


「さくら……」


「ん゙っ……」


素直に受け入れてくれる。


あぁ―…やっぱり好きだ。


「んんっ……」


深い深いキスに、酔ってしまいそうだ。


少し呼吸を置き、またすぐに唇を重ねる。


「もっ……はるっ……」


限界に近いのか、トンと肩を押されるが止まらない。


このままさくらが欲しい。


このままさくらを求めたい。



このまま……俺のモノにしたい……



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