遊び人な彼に恋しました。
「ふふっ、変な春」
――ドキッ
「っ///」
「春?」
や、ヤバイって///
2人で出かけるなんて初めてでもないのに……
なんで俺はこんなに動揺してんだよ!!
「ねぇ、春……」
「んっ?」
「今からどこ行く?」
「あ、あぁ―、そうだな―…」
ここからどうするか考えてなかった……
「ねぇ、じゃあ行きたいところがあるんだけど……」
「ん?どこ?」
楽しそうに話しかけてくるさくらに、俺まで笑顔になる。
……俺って、自分で思ってたよりさくらにベタ惚れじゃん。
「あのね、春の通ってた中学校に行きたいんだけど……」
「は……?中学?」
まさかの答えに聞き返すと、さくらはただ首を縦に振った。