遊び人な彼に恋しました。


「じゃあ先輩、ゲーム時間は20分にしましょう。先輩はBチームで」


「了解」

Bチームには良太や後輩が数人がいた。


――ピィーッ!!


大きな笛の音と共に、勢いよく駆け出した。


「春先輩!」

「おうっ!!」


相変わらず綺麗なパス回しをする良太から、ボールを受けとる。


ボールさえ手に入ればこっちのもんだ。


後輩たちの間をすり抜け、シュートを決めた。


「うわぁっ!!もう決めやがった!!」

「春先輩!少しは手加減してくださいよ!」


「バーカ。手加減なんかしたら、面白くないだろ?」


久しぶりのバスケに、心が弾む。


最近はさらに高校のバスケ部には行ってない。


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