遊び人な彼に恋しました。



「よしっ!とにかく春先輩をマークするぞ!!」


やっぱりそうきたか……


でも、そんなのじゃ……


「まだまだ甘いんだよ!」


ほんの隙間をくぐり抜け、ボールを受け取りシュート!


よっしゃっ!!


「まだまだ行くぜ!!」


「「おうっ!!」


――――――――――――………


……や、ヤバい。


や、やってしまった……


「あ、あの、さくら?」


あの後、バスケに没頭してしまい、すっかり忘れていた。


……今が、デート中だってことを。


あぁ、俺って最低―…


初デートなのに、彼女をほったらかしにするなんて……


「本当にごめっ…「楽しかった?」


……へ?


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