遊び人な彼に恋しました。


「あ、あれ?もしかして……お邪魔だった?」


あはっと笑ってそこに立っていたのは……


「小百合姉!!」


さくらのお姉さん、小百合さん。


「ごめんね―…、まさかさくらちゃんがここでキスをしてるなんて思わなくて―…」


相変わらず、綺麗で……


「でも、さくらちゃんもキスをしちゃう年齢になったのね―…」


「っ///小百合姉っ///」


ちょっと抜けてる……


「小百合、あんまりさくらをイジメるな……」


ゲッ……なんでこいつまで……


「えぇ―…!イジメてないよ!和樹はいつもそう誤解するよね~ 」


「はいはい。小百合がただ天然なだけか」


高遠和樹……


俺が未だに苦手な人……


というより、勝手に一人で苦手意識を持ってしまっている……


< 257 / 339 >

この作品をシェア

pagetop