遊び人な彼に恋しました。
「それと、小百合さんもよかったな」
「うん!!」
男の子かな?女の子かな?
どちらにしても、きっと綺麗な子供が産まれそう。
だって小百合姉も和ちゃんも、綺麗な顔立ちしてるし。
「あっ、そういえば……春って和ちゃんと何かあったの?」
「は?」
「なんかピリピリしてたから……」
さっきのリビングでの風景を思い出しながら、そう言った。
「特に何かあったわけじゃないけど……。敢えて言うなら、ヤキモチ……かな?」
「は?ヤキモチ……?」
「まぁね。前にヤキモチ妬かされたんだよ。和樹さんには」
懐かしそうに言いながら、あたしに笑いかけた。
ヤキモチ……?
なんで春が和ちゃんに……?
……はっ!もしかして!!
「春って!小百合姉が好きだったの!?」
「はあぁぁあ!?」
う、うるさ……