遊び人な彼に恋しました。
「さっ、じゃあそろそろリビングに戻るか」
そう言ってあたしから離れようとした。
「え?」
「ん?」
わからないけど、とっさに離れようとする春の腕を掴んだ。
「どうした?さくら」
「い//いや//あのっ……///」
あたし、何をしてるんだ?
「あれ?もしかして……続きシたかった?」
耳元でわざとらしく甘い声で囁く春。
「っ―///変態っ////!!」
「ははっ、続きはまた今度な」
――チュッ
頬にキスが落ちてくる。
「はっ…――ガチャッ
「あ……、ごめん。お邪魔だったな」
ドアを開けてそこに立っていたのは、ニヤニヤしている和ちゃんだった。
「っ――///なんでっ……」
言葉にならない驚き。
「いや―、夕食出来たから呼びに来たんだけど―…。お義母さんに遅くなるって伝えとく」
「なっ!!///必要な―――いっ!!!」
あたしの叫び声が部屋中に響いた。