遊び人な彼に恋しました。


「ん?あんまりさくらとの違いは見えないけど?」


「なっ!!」


遊んでいるのはどう見たって、小学生くらいのコたち。

そのコたちと違いがないって……


「あはは、冗談だよ。冗談。」


「笑いながら言われても説得力ない!!」


頬を膨らませながら、顔をプイッと背ける。


「なに?怒ったわけ?」


「別に……」


「別にって……、絶対怒ってるだろ……」


そこまで怒ってはいないけど、今更振り向けない。


また変なところで意地を張ってしまう。


「さくら……」

――チュッ


「……へっ///!?」


頬に触れた柔らかい感触。


「は//春っ///!?」


「やっとこっち見た」


「っ////」


だからわざと頬にキスなんかしたのね!!


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