遊び人な彼に恋しました。
でも……
「じゃあ、俺ん家に来てくれたら許すよ」
まだイジメたりない。
「い、家!?」
「そう。しかも、今日は両親共に出張で兄貴も大学のダチのところに泊まるって言ってたから……つまり……」
「っ!!」
家に誰も居ないと言う意味がはっきりと分かったか、大きな目を左右に泳がした。
……て、さすがにイジメすぎか。
さくらも困ってるみたいだし……
「な―んて、冗談…「行く……」
……へ?
な、なんか、今……空耳が……
「あ、あの、さくら……?」
「い、今から行ってもいいの……?」
今から行く……?
「えっ……と。どこに……?」
頭の中はもうパニック状態。
「っ///春の家にだよ!!」
俺の家に……
さくらが来る……!?
「な//何よ!!やっぱりからかったのね!!最低―ッ!!」
「ち、違っ……」
「あたしは真剣に考えたのに……」
――ドクッ