遊び人な彼に恋しました。


――――――――――――――――……



「さくら……」


「っ///」


「こっち向いてよ……」


俺の部屋のベットにそっと押したおされたさくらは、全くこっちを見ようとせず、ただ手で顔を覆っていた……


「さく…「やっ……無理っ///」


覆っている手を離させようとすると、首を左右に振って嫌がる。


「さくら、やっぱりやめる?」


無理はさせたくない。


ちゃんと俺を欲しがってくれないと、俺もしたくない。


やっぱりまだ……


「……何か飲み物でも持ってこようか」


「……え」


さくらから離れようと、体を動かした。


――ギュッ


でもそんな俺の行動は、弱々しく俺の腕を掴むさくらによって阻止された。


「さくら……?」


「や、やだっ……」


やだ……?


「離れないでよっ……」


「っ///」





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