遊び人な彼に恋しました。
「そう…だね……」
「つ―か今日のバスケの練習さ―…「おい、春。」
名前を呼ばれ振り替える
「なに?拓海」
クラスで仲のいい男子
桐生拓海[きりゅうたくみ]
俺と真逆でみんなにフレンドリーなタイプ
でも俺はこいつのこと、嫌いじゃない
「なんかマネージャー呼んでんぞ」
そうして指差されたドアに視線を向けると、さっきより体を小さく縮めて立っている平田の姿が。
何か用か……?
ダルく思いながら、ドアのところに向かう
「なに?」
「あっ、あのっ……」
びくびくし過ぎだろ……
「こ、これを渡してくれって、田辺先輩が……」
そう言ってそっと差し出してきたプリント
「あ、あたしと先輩がポールなどの準備みたいで……」
あぁ、じゃあこれはそれについての説明プリントか……
「そ、それで、今日の放課後にもポールとかを倉庫から探しとくように……と」
「わかった。」
それだけ平田に告げて、席に戻った