遊び人な彼に恋しました。


「ね、音色ちゃん、何だったの?」


席に戻ったと同時に、瞳を伏せてそう聞いてきたさくら


「あぁ、なんか実行委員のことでさ……」



「音色ちゃんも、実行委員なの……?」



「あ、あぁ」


なんかさくら、様子が変…?


「あ、あのさ、春……」


「?」


「春はその、音色ちゃんのことどう思ってるの?」



「は?マネージャー?」


どうって……


「別に何も思ってねぇよ?ただのマネージャーだろ?」



「そっか……」



やっぱり変だ……


「さくら、何かあったのか?」


特に……


「生徒会メンバー、あんまりいいヤツじゃなかった?」


生徒会から帰ってきた後から様子が変……


「えっ!?そんなこと無いよっ!!それに……まだ会長とあたししか呼ばれてないから、他のメンバーわかんないし……」



「そっか……」


「うん………」



何か変だと思いながら、そのまま昼休みが終わり放課後を迎えた



< 45 / 339 >

この作品をシェア

pagetop