遊び人な彼に恋しました。
「ね、音色ちゃん、何だったの?」
席に戻ったと同時に、瞳を伏せてそう聞いてきたさくら
「あぁ、なんか実行委員のことでさ……」
「音色ちゃんも、実行委員なの……?」
「あ、あぁ」
なんかさくら、様子が変…?
「あ、あのさ、春……」
「?」
「春はその、音色ちゃんのことどう思ってるの?」
「は?マネージャー?」
どうって……
「別に何も思ってねぇよ?ただのマネージャーだろ?」
「そっか……」
やっぱり変だ……
「さくら、何かあったのか?」
特に……
「生徒会メンバー、あんまりいいヤツじゃなかった?」
生徒会から帰ってきた後から様子が変……
「えっ!?そんなこと無いよっ!!それに……まだ会長とあたししか呼ばれてないから、他のメンバーわかんないし……」
「そっか……」
「うん………」
何か変だと思いながら、そのまま昼休みが終わり放課後を迎えた