遊び人な彼に恋しました。


「うんっ。いいよ。」


と言って、2人は教室を出ていった……


なんか俺……惨め?



「はぁ―…」


――バシッ


「っ!!」


突然叩かれた頭



「何やってんだよ?今から部活なのにテンション低すぎ」


「……なんだ。拓海か…」



「なんだとは何だよっ!!」


キィーキィーうるさい……


「なぁ、拓海……」


「ん?」


「ダルいから部活休むってのは…「はい、却下〜」


……ですよね。


「ほら、行くぞ。大会、もう明日なんだからさ!」


「あぁ―…」



それからズルズルと引きずられるように、部室に向かった


さくらのことで頭がいっぱいだった俺は、昨日あんなに決まっていたスリーポイントシュートが一本も決まらなかった……




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