甘くない--実話--


わたしの好きなものを
把握してる先生は

「オレンジジュースで良いんだろ?」


と聞きわたしは素直に頷いた


そんなわたしを見て
先生はやっぱり
少しばかり笑みを浮かべた



他にお菓子を
いくつか買って
レジへと向かう先生を
ただ黙って見つめいていた



もちろん
帰りも先生の腕は
わたしの肩の上だ。
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