恋が降った日
今日はミーティングだけだから、宣伝部はすぐにおわった。



あたしはふと聴きたいことを思いつき、音楽室を出て行こうとしている心樹の声をかける。


『心樹ッ
なんで宣伝部になったの??』



「楽そうだったから。


それにお前も手、あげてたから。」



『え!?』


「愛紗といると気楽だし、他のヤツと放課後までいんのもめんどいし。」




ぁたしはびっくりして立ち止まる。



あたしがいるから・・・・



いッ今、そういったよね!?


恋の音があたしの胸がもっと大きく鳴り響いた。




それって、ちょっとは期待してもいいの?


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