「呼吸」the 2nd chapter, -halcyon-
その間、色々な感情が入り混じり、思考が交差する。
2年という月日は短いようで長い。
彼女の中で僕はただの「過去」になってしまったのだろうか。
僕のことなどもう想ってもないのだろうか。
それともやはり彼女は僕のことなど忘れてしまったのだろうか――――
「 XXXXXX 」
突然彼女に僕の名前を呼ばれて、咄嗟に反応する。
「 今日でもう、2年だね 」
その言葉に僕は俯いていた顔を上げると其処は――――僕の、墓標だった。