「呼吸」the 2nd chapter, -halcyon-



その間、色々な感情が入り混じり、思考が交差する。





2年という月日は短いようで長い。

彼女の中で僕はただの「過去」になってしまったのだろうか。

僕のことなどもう想ってもないのだろうか。

それともやはり彼女は僕のことなど忘れてしまったのだろうか――――







「 XXXXXX 」







突然彼女に僕の名前を呼ばれて、咄嗟に反応する。





「 今日でもう、2年だね 」





その言葉に僕は俯いていた顔を上げると其処は――――僕の、墓標だった。






< 9 / 15 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop