You Love

「なん…で?」

「ん?なんか久し振りに凛と一緒学校行きたくてさ♪」

「他の子と一緒登校すればいいじゃん。」

「いーじゃん別に!!

それより凛って他の男子に結構人気なんだってさぁ!!

知ってた?」

「知らない。

ってか、好きな人に好かれなきゃ意味ないじゃない。
どんなにモテたって。」

涙に好かれなきゃ意味ない…。

モテたって全然嬉しくないし。

でもどんな風の吹き回しだろう…。

いきなり一緒に登校って…

「ふぅ〜ん。

あれ?凛って好きな人いるんだ」

あっ。

ヤバイ、バレたかも…。

「なっ、なんでそうなるのよ!!どうでもいいでしょそんなこと!!」

そう言って涙を置いて歩き出した。

「先、行くなよ!!」

涙が私のあとについてくる。

振り返ることも出来ずに学校に向かう

向かってる途中ずっと私に話し掛ける涙。

どうしたんだろういきなり…

そればっかりが頭から離れなかった。
< 6 / 7 >

この作品をシェア

pagetop