You Love
「なん…で?」
「ん?なんか久し振りに凛と一緒学校行きたくてさ♪」
「他の子と一緒登校すればいいじゃん。」
「いーじゃん別に!!
それより凛って他の男子に結構人気なんだってさぁ!!
知ってた?」
「知らない。
ってか、好きな人に好かれなきゃ意味ないじゃない。
どんなにモテたって。」
涙に好かれなきゃ意味ない…。
モテたって全然嬉しくないし。
でもどんな風の吹き回しだろう…。
いきなり一緒に登校って…
「ふぅ〜ん。
あれ?凛って好きな人いるんだ」
あっ。
ヤバイ、バレたかも…。
「なっ、なんでそうなるのよ!!どうでもいいでしょそんなこと!!」
そう言って涙を置いて歩き出した。
「先、行くなよ!!」
涙が私のあとについてくる。
振り返ることも出来ずに学校に向かう
向かってる途中ずっと私に話し掛ける涙。
どうしたんだろういきなり…
そればっかりが頭から離れなかった。