不思議の国はいかが? ~Wondar Landへ       ようこそ!~
そして、リディア様には

知られないように

脱出を試みました。

アリス様の御両親はお二人共に

魔術を体得されていたので、

難なくアリス様を含めた

三人共に外の世界へと

旅立たれたのでございます。

その後は、先日

アリス様の前に

私が現れ、こちらに

お連れした次第です。」

アリス:「………。

そう………。

……わざわざ説明してくれて

ありがとう、ユキトさん。」

ユキト:「……いえ。
他に何かご所望ですか?」

ユキトさんが

そう聞いてきたから

私はつい、こう答えていた。

アリス:「そうね……。

ずっと、お部屋の中にいても

退屈だから……この世界を

案内してくれないかしら?」

私がそう言うと、

ユキトさんはニッコリと笑って

私に答えてくれた。

ユキト:「ハイ、喜んで。

私の腕にアリス様の

お手をかけてくださいね。

それではまず……、

どこへお連れしましょうか?」

アリス:「そうね……。

ユキトさんが

連れて行ってくれるのなら

どこでも良いわよ?」
< 16 / 16 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop