不思議の国はいかが? ~Wondar Landへ       ようこそ!~
私が動けずに呆然としたまま

出現した扉を見つめていると

突然扉が開いて

中から誰が見ても見惚れる位

美形な男の人が出てきた。

アリス:「?!」

私が腰を抜かして驚いていると

その男の人は、

何か探し物をしているのか

キョロキョロと辺りを見回すと

私に視線を落とすと

一気に表情が明るくなった。

私が怯えながら

相手を見ていると

その男の人は無駄のない動きで

私に近づき、手を掴んで

いきなり話し始めてしまった。

??:「ミス・アリス……!

やっと……やっと

お会いすることが出来た!!」

アリス:「あ…貴方…誰……?

私に何の用、ですか……?」

私が恐る恐る聞くと

その人は笑顔を崩さずに

答えてくれた。

??:「申し遅れました。

……私は、

‘遠矢雪兎(とおやゆきと)’

と申します。

以後お見知りおきを。

……それと

私のことは‘ユキト’と

そのようにお呼びください。」

アリス:「え……?

……あ、あの……??」

ユキト:「……今回、

ミス・アリス…貴女の元へ

参りましたのは、他でもなく

貴女を我らがワンダーランドへ

迎えるためでございます。」
< 6 / 16 >

この作品をシェア

pagetop