不思議の国はいかが? ~Wondar Landへ       ようこそ!~
アリス:「…ワンダーランド?

私を迎える……??」

私が……訳も分からず

呆然としながら呟くように

聞き返すと“ユキト”と名乗る

その男の人は

少し意外そうな顔をしながらも

私の……

素朴な疑問に答えてくれた。

ユキト:「貴女様は……何も

聞かされていないのですか?」

アリス:「……?」

ユキト:「その様子だと

リディア様からは……

何も

聞かされていないのですね。」

私はユキトさんが言った

言葉に耳を疑った……。

アリス:「え……?

今、貴方、“リディア”って

言いましたよね……?」

ユキト:「?……え、えぇ。

確かに、言いましたが……

どうかなさいましたか……?」

アリス:「やっぱり……

リディアお祖母様は

生きてらしたのね……!

良かったぁ……。

本当に良かった……。」

私が泣きそうになりながら

そう言うと、

ユキトさんの視線を感じて、

顔をあげてみると……

私を見つめていたユキトさんと

目が合ってしまった……。

ユキト:「………。」

アリス:「?……?!

(……な、何で急に私のことを

見つめてくるの?!)」
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