不思議の国はいかが? ~Wondar Landへ       ようこそ!~
ユキトさんの方に顔を向けると

自然と視線も

ぶつかってしまった。

すると、ユキトさんは

とても安堵の色を見せてきた。

ユキト:「良かった……。

やっときちんと貴女の

可愛らしいお顔を

見ることが出来た……。」

アリス:「……私。

何故だか……貴方とは

初めて会った気がしないの。

何でかしら……?

この感覚……

以前、何処かで……。」

―サァ……ッ―

アリス:「……?!

(今のは、一体……?)」

私は思わず、

ユキトさんの顔を

見つめてしまった。

当のユキトさんは

嫌な顔をせず、

私に

笑いかけてくれた……。

ユキト:「……?

……どうかなさいましたか?」

アリス:「え……?

いいえ、何でもないわ……。」

ユキト:「そうですか?

それならば良いのですが。」

でも……

アリス:「……ねぇ。

貴方は……どうして

私に会いに来たの?

リディアお祖母様の

言い付けだから……?

それとも……

私が貴方に

何か関係あるから……??」
< 9 / 16 >

この作品をシェア

pagetop