いつか、きっと。
-Masaomi
「あ~、やっぱ紗耶
可愛すぎる~~~!!
何であんな可愛いんだろう…
もはやあれは罪的な?
やべっ、やべーよ正臣!!」
…どんだけだよ。
試合が終わって、控え室で
我が親友がうはうはしてた。
親友…-愁っていうやつ。
サッカーのプレイは…言っちゃえば
最初はかなり下手だったけど
人より何倍も努力して、
プレーヤーにまでなって。
俺が尊敬できる相手。
けど、恋愛となると
ただの可哀想な高校2年で、
好きな女に一切振り向いてもらえない
というドンマイな感じ。
そこもあいつの良さが
出てるんだけどさ、
まぁその叶わない恋の相手が
今日試合の応援にきてくれて
こんなにうはうはしてると
いうわけだ。