いつか、きっと。


そのあともだっさい格好を
いいまくったが、
ことごとく否定され。

終いには怒られた。


「もう自分で決める!
直樹を頼ったのが馬鹿だった」


はぁ~、とため息をつかれ
このままではただ
俺の評価が下がるだけだから
素直に着てほしい服を選んだ。


「これ!このスウェット
そざいの赤いワンピース!」


指をさしていって
なんだか恥ずかしくなって
一回まで下りた。


…これはハズい。


そのまま帰ろうかとも思ったけど、
鍵あけっぱはまずいと思い
そのままぼーっと待っていた。


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